1969年発表、CSNの名アルバム『クロスビー、スティルス&ナッシュ』の感想です。
元バーズのデヴィッド・クロスビー、元バッファロー・スプリングフィールドのスティヴン・スティルス、元ホリーズのグラハム・ナッシュ、名だたるミュージシャンがグループを結成。生まれたのがこちらのアルバム。
『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』にもランクインしている、まさに名盤中の名盤。
アルバム全編を通じて、アコースティックなサウンドとコーラスハーモニーが楽しめる、味わい深いアルバムとなっています。
以下、曲の感想とメモです。
1. 組曲:青い眼のジュディ
印象的なギターのイントロから始まる曲。ギターの和音が独特です。(独特なチューニングをしているそうです。)
3. グウィニヴィア
ギターのアルペジオが美しい、ノスタルジックでリリカルな曲。メロディとギター、シンプルながらも味わい深い音楽が楽しめます。
4. 泣くことはないよ
アコギの音にからみつくYou don’t have to cry~♪のメロディとコーラスの掛け合いが心地よいポップな曲。
7. 島の女
静かで美しいサウンドが味わえる名曲。サイモン&ガーファンクルもそうですが、この時代のリリカルな曲は本当に美しいです。
8. どうにもならない望み
アコギ+コーラスの魅力が味わえる曲。アコギの伴奏とメンバーのコーラス、静かで淡々と進んでいく音楽は、シンプルな音楽の良さを教えてくれます。
12. ソング・ウィズ・ノー・ワーズ(ボーナストラック)
「どうにもならない望み」と同じような、アコギとコーラスのシンプルな曲です。個人的に、このような静かで美しい曲が大好きです。
13. 噂の男(ボーナストラック)
アコギによる弾き語りソング。「みんな俺の話をしてる~」というような語りから始まる歌は、ついじっくりと聴きこんでしまいます。
感想など
CSNのアルバムを聴いてみようと思ったきっかけは、『マーティンD-18&D-28永久保存ガイド』という本。
この本で、「マーティンを愛用するプレイヤー」というページ(P90)があって、そこにスティーブン・スティルスが紹介されていました。
そこで、ネットでいろいろ調べると、スティーブン・スティルスのグループであるCSNが素晴らしいアコギサウンドのアルバムを発表していることを知り、amazonで注文して聴いてみることにしました。
実際に『クロスビー、スティルス&ナッシュ』を聴いてみると、アルバム全体を通じて、アコギの音がそこかしこに登場。スピーカーの音量を大きくしてアコギの音に耳をすませてみると、アコギ独特の響きに耳を奪われます。
個人的に、ギター+歌というような、シンプルな音楽が好きなので、『クロスビー、スティルス&ナッシュ』は個人的には大当たりのアルバムでした。
「このアーティストの他のアルバムも聴きたい」と思うような、そんなアルバムです。
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