コールドプレイの6thアルバム『ゴースト・ストーリーズ』を聴く

イギリスのバンド、コールドプレイの新作『ゴースト・ストーリーズ』が出ていることを知り購入。聴いてみました。

ゴースト・ストーリーズ
コールドプレイは、デビュー以来全作チェックしている数少ないバンド。毎度アルバム発表の度、素晴らしい曲を提供してくれます。

今作は6作目のアルバムで、前作とは雰囲気が変わり、エレクトロ+空間系の淡々とした曲が多い印象。音が絞らていて、過剰な装飾を排除した「質素」なアレンジが目立つアルバムとなっています。

以下、気に入った曲の感想とメモです。

1. オールウェイズ・イン・マイ・ヘッド

「今までのコールドプレイとはまた音が違うなぁ」と感じる曲。幻想的なアルペジオ音+淡々としたドラム、背後に薄く流れるシンセの音、どこかノスタルジックで、郷愁を誘う曲です。

2. マジック

レッド・ホット・チリ・ペッパーズの『カリフォルニケーション』の曲をスローテンポにしてエレクトロ色を加えたような、静かでゆるやかな電子ミュージック。ここぞという盛り上がりはありませんが、心地の良い曲です。

5. ミッドナイト

淡々で幻想的なアレンジのなか、メロディーの美しさが際立つ曲。ボーカルが加工されていますが、まるで人間性を排除したような、機械的な静けさと冷たさを感じます。

日本版のボーナストラックにこの曲の別アレンジが収録されていますが、そちらも良いです。)

6.アナザーズ・アームズ

他の曲とは違い生の感触がする曲。アレンジは電子系ですが、なぜか「人」が感じられる、温かみがある曲です。淡々としているのは他の曲と同じですが。

8. ア・スカイ・フル・オブ・スターズ

個人的にこのアルバムのなかで好きな曲。リズムを刻むピアノと、背後で薄く鳴るシンセ、力強く唄うボーカルが、リスナーに開放感を与えてくれます。

9. O

幻想的で静謐、流れるようなピアノが印象的な曲。弾き語りの曲ですが、リバーブによる空間表現が絶妙。ヘッドフォンで聴くのがオススメ。

感想など

全体的に淡々とした印象がするのですが、曲のバックグラウンドになっている薄いシンセの音がなんとも言えない味わいを生み出しています。

フワッとした柔らかいコード音ですが、これが音楽への没入感を高める役割を果たしていて、ヘッドホンで聴いていると、意識がつい昔のことを考えてしまうような、ノスタルジックな感覚に誘われます。

全体的に心地の良い曲が多く、アルバムを通して聴くと、アルバムの一曲一曲につながりがあって、聴いていて気分が穏やかになります。

個人的には、『Mylo Xyloto』の頃の派手なアレンジより、今作『ゴースト・ストーリーズ』のシンプルで淡々としたアルバムは大歓迎。お気に入りの1枚となりそうです。

CDの購入はこちら(視聴できます)

ゴースト・ストーリーズ