ファイナルアンサーは人生に「正解」なし。『悩みどころと逃げどころ』を読む

悩みどころと逃げどころ (小学館新書 ち 3-1)

自分の人生において本当に正しい正解を知っているのは結局自分だけ。その正解を見つけていくことが、自分の人生を生きること。

それが実感できるのがこちら。ちきりん、梅原大吾著『悩みどころと逃げどころ』 (小学館新書)です。

この本について

こちらは月間200万PVを誇るカリスマブロガーのちきりんさんと、あのギネスが認定するプロゲーマー、梅原大吾さんの対談本。

テーマは仕事への取り組み方から人生、教育、多岐に渡っています。

考え方や立場が違う2人の対談を通じ、我々読者はでは自分はどう考えるのか。自分にとって何が正しいのか。

じっくり考え直すことができます。

以下、本書の読書メモです。

頑張りどころと逃げどころ(P6)

人生は逃げてばかりでは話にならないけれど、頑張ってばかりでもいけない。大切なのは、いつ頑張って、いつ逃げるのか。

その区別をしっかりつけること。

自分ができることを1つだけ持つ(P22)

何もかも、人より優れる必要はない。

たった1つでもいい。「これだけは!」というものを1つ持ち、それを誰よりもできるように頑張ること。

勉強して学歴を手に入れた方がいい人(P36)

自分には何の取り柄もない。個性もない。そう思う人こそ勉強して学歴を手にすべき。

何か取り柄がある人は学歴なんて必要ない。自分の個性と能力を生かすことが正解。しかし、何かずば抜けた取り柄がないならば学歴は必須。

生きていくための前提条件となる。

自分の頭で考える(P73)

人から言われたことしかできない人は、一生誰かの言いなりになるしかない。

それが嫌なら、自分の頭で考えて、自分で答えを出せる人になること。それは、日々の積み重ねで習得できる。

何かあったらまず自分の頭で考える。「なぜだろう?」と疑問を持つ。ここがスタート。

敏感になるべきポイント(P89)

どんな生き方をするにしろ、

1・自分が誰に評価されるのか?

2・自分の何が評価されるのか?

3・今何が求められているのか?

この3つだけは、徹底的に敏感になること。

私たちは誰かに評価されて生きている。

きちんと評価されれば良い思いができるし、評価されなければ、世の中に正しい評価をされず、埋もれていくしかない。

だからこそ、この3つを常に意識して、自分ができることを世の中に提供していくことが大切。

大切なのは結果よりプロセス(P98)

世の中は戦いの連続。だからこそ大切にすべきなのが、自分が正々堂々と戦うこと。

汚いやり方を結果を出しても意味がない。恥じることなく正々堂々と戦えば、たとえ負けたとしても、それを評価してくれる人が必ずいる。

しかし、汚いやり方で勝利を得ても、それを心の底から祝ってくれる人はいない。むしろ汚いやり方に反発を覚え、敵対者を増やすだけ。

だから戦うなら誠実に、正々堂々。人として信頼される戦いをすること。

お金とは(P177)

お金=選択肢。持っている分のお金だけ、選択肢があるということ。

感想など

高学歴の人気ブロガーと中卒のプロゲーマーという構図ですが、どちらの方の考え方も正しいし、理解できる話がほとんど。

なので、結局は立場、学歴。そんなものは物事の本質を知る上で意味がないことが、この本を読めばよく分かります。

大切なのは、今の自分に立場にとってどの考え方が実用的か。使えるか。その一点だと感じています。

立場が違えば考え方が違うのは当たり前。そして、どちらも決して間違ってはいない。だから自分が一体どちらの立場に近いのか。

そこを見極めて、実用的な考え方を選んでいく。ここに、多様な考え方を知る強み。喜びがあります。

この意味で、本書は立場が全く違う2人の対談ということで、たくさんの考え方、生き方のヒントが見つかります。

最終的には人生に正解なし。そのことが納得できます。

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