文芸・文化・芸術

文化や文芸、芸術関連本の読書感想です。

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『夏の騎士』の読書感想。美しい物語は、理屈抜きに感動できる!

「僕らには少年時代があった。しかしそれは移りゆく時の中で消え去ってしまう儚い思い出。だからこそそれは、誰にも汚されることがない、美しい記憶となる・・・」 そんな読後は非常に素晴らしい感動を味わえる、まさに現代の『スタンド・バイ...
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その人生、37年の足跡をたどる。『ゴッホのあしあと』を読む

不世出の天才画家の生涯を読み解く。 原田マハ著『ゴッホのあしあと 日本に憧れ続けた画家の生涯』(幻冬舎新書)の読書感想です。 この本について 生涯で1枚しか絵が売れず、悲劇的な最期を遂げたゴッホの生涯を、作家である著者がた...
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そこにあるのは天才画家の言葉ではなく、一人の男の魂の告白。『ゴッホの手紙』の読書感想

ゴッホが残した友人、弟への手紙を読む。 岩波文庫『ゴッホの手紙』の読書感想です。 この本について 天才作家として永遠にその名を残しつつも、生きている間は全く世間から認められず、非業の最期を遂げたゴッホの手紙をまとめた本。 ...
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言葉は力。言葉希望。『読まずに死ねない世界の名詩50編』の読書感想

言葉によって人は傷つき、救われる。 小沢章友 (編集翻訳)、マツオヒロミ (イラスト)『読まずに死ねない世界の名詩50編』の読書感想です。 この本について シェイクスピアやゲーテ、ハイネ、ニーチェなど世界の名詩を現代風に翻...
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結局、作家はどれくらい儲かる?『作家の収支』の読書感想

人気作家になれば、これくらい稼げます。 森博嗣著『作家の収支』(幻冬舎新書)の読書感想です。 この本について 『すべてがFになる』でおなじみの人気作家である著者が印税、原稿料や原作料などを明示、「作家はこれくらい稼げます」...
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古典はむずかしいが、この本があれば。『古書店のオヤジが教える 絶対面白い世界の名著70冊』の読書感想

古典を読まなきゃ、人生損する!? 日比野敦著、阿刀田高監修『古書店のオヤジが教える 絶対面白い世界の名著70冊』(三笠書房)の読書感想です。 この本について ヘロドトスやプラトン、アリストテレス、ダンテ、デカルトなど、岩波...
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男を破滅させる女の傾向と対策。『悪女入門』の読書感想

男は女で、いともかんたんに人生が狂う。 『悪女入門 ファム・ファタル恋愛論』(講談社現代新書)の読書感想です。 この本について フランスの恋愛文学をもとに、男を破滅させる女、ファム・ファタル(運命の女、魔性の女)について考...
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大人になってから「杜子春」を読むと、いろいろ奥深いと思う

なんとなく本棚に入っていた芥川龍之介の「杜子春」を再読。 改めて読んでみると、この話って結構深いというか、あれこれ考えさせられてしまいました。 これは人生のお約束なのか? 「杜子春」がどんな話かというと、 プラプラし...
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男には、死んでも譲れないものがある!『海賊とよばれた男』の読書感想

男の人生に必要なものは、「何がなんでもやり遂げる!」という強い意志。 百田尚樹著『海賊とよばれた男』(講談社文庫)の読書感想です。 この本について 『永遠の0』『影法師』などでお馴染みの百田尚樹さんの歴史小説。 この...
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人はそれぞれ、いくつも顔を持っている。『プリズム』の読書感想

プリズムを通せば、そこには幾重もの光が。 百田尚樹著『プリズム』の読書感想(幻冬舎文庫)です。 この小説について 資産家の家に家庭教師として働くことになったアラサーの人妻、聡子。 旦那とは友達夫婦的な良好な関係のよう...