戦前のブルースを聴くその1『ザ・ベスト・オブ・ブラインド・ブレイク』

2013年、アコギを新調してからというもの、ソロギターやブルース・ギターに興味を持ち、様々な音楽を聴くようになりました。

最近、個人的にハマっているのは、戦前のアメリカのブルースです。音源にはノイズがあったりするのですが、独特のギターの音とブルースマンの歌が、心をとらえてはなしません。

『ザ・ベスト・オブ・ブラインド・ブレイク』もその一枚です。

ザ・ベスト・オブ・ブラインド・ブレイク

ブラインド・ブレイクは、昔のアメリカで活躍していたブルースマン。

私がアコギの練習教本にしている「先人から学ぶアコースティク・ブルース」という本のなかで、ブラインド・ブレイクのことが紹介されており、興味を持ちました。

ブラインド・ブレイクといえば、ラグタイム・ブルースが有名だそうですが、実際にブラインド・ブレイクの音楽を聴いてみると、メロディアスかつリズムカルなギターに、腰が砕けるほどの味わい深さがあります。

ラグタイムとは

ラグタイム(Ragtime)とは、19世紀末から20世紀初頭にアメリカで流行した音楽スタイルのこと。独特の「遅れた感じ、ズレ」のリズムが特徴で、ラグタイムを取り入れたギターが、ブラインド・ブレイクの特徴となっている。

現在入手できるアルバム、『ザ・ベスト・オブ・ブラインド・ブレイク』では、ブラインド・ブレイクの20の名演を聴くことができます。

多少ノイズが入りますが、音楽自体は素晴らしいです。ハマる人は、ドップリとハマってしまうヤバさがあります。

以下、個人的に気になった曲とメモです。アルバムの魅力が伝わると幸いです。

2. Police Dog Blues
語りスタイルのブルース曲。「オレはずっと旅する男、俺のような人間は、理解されにくいのさ」という語り口調の詩で、ブルースを味わえる一曲。

4. Dry Bone Shuffle
超絶ギターテクが味わえる曲。動きまわるギター音は、まさしく神業。目が見えないのに、どうやってフレットを確認して弾いているんですかね。

8. Let Your Love Come Down
リズムカルなピアノとブレイクのハイトーンボイスが味わえる曲。ギターはないですが、戦前の雰囲気が音に満ちています。

9. You Gonna Quit Me Blues
弾き語りブルース。シンプルなギターの伴奏に、味わいのある歌がからまる名曲。個人的にこの雰囲気が好きです。

13. Sweet Papa Low Down
戦前のモノクロ映画に登場しそうな曲。ギターのほか、ピアノなどのアンサンブルが楽しめます。

15. Black Dog Blues
ノイズが強いものの、一度聴くと耳から曲が離れなくなる印象的な曲。タイトルもスゴイですね。

18. Panther Squall Blues
ハープにアコギから始まるゆったりしたテンポの曲です。歌→最後のハープとアコギの演奏が素晴らしい。

20. Rope Stretchin’ Blues – Part 1
哀愁が漂う味わい深い曲。個人的にこのアルバムの中で一番好きです。

最後に

力強くリズムカルなギターに、哀愁が感じられる歌。名演という言葉では陳腐ですが、やはりこの演奏はCDで聞くとスゴイです。

ノイズが気になる曲もありましたが、そのうち慣れてきます。現代音楽とは一味違う、むき出しの歌の塊に、ついついハマってしまう、何とも表現できない魅力があります。

アコギブルースをはじめ、表現することは何なのか、歌とは何か、このアルバムが答えを教えてくれます。

ブラインド・ブレイクのCDの購入はこちら(視聴できます)

ザ・ベスト・オブ・ブラインド・ブレイク

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