『伝えることから始めよう』の読書感想 – なぜこの人なら伝わるのか?

伝えることから始めよう

人に伝わる。だから人が動く。

高田明著『伝えることから始めよう』(東洋経済新報社)の読書感想です。

この本について

TVショッピングでお馴染みのジャパネットたかたの高田明会長の自伝著。

高田会長がどのような考えでジャパネットを運営していたのか、どんなことを意識して仕事に取り組んでいたのかなど、人生や仕事、参考にしたいヒントが満載です。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(P3)

商品を売るために大切なことは、自分が素晴らしいと思った商品を、どうすれば売れるか、どんなふうに紹介すれば魅力が伝わるか、それを考えて試行錯誤していくこと。

商品の魅力を「伝える」のではなく、商品の魅力が「伝わる」こと。そこが大切。

今できることを頑張る(P28)

どんなことも一生懸命やっていれば、そのとき役立たなくても、いつか役に立つときがくる。どんなときでも頑張ってきたことは、いつかどこかでつながる。

環境や状況に文句や不満を言うのではなく、今できることを見つけ、それをひたすら頑張ること。そうすれば道は開ける。

壁を乗り越えるコツ(P55)

どんなに難しいことでも、本気で頑張っていればアイディアが浮かぶ。そしてアイディアを実行してまた頑張る。

いつも目の前のこと、今やるべきことに全力を尽くす。今を生きる。そうすれば壁を壁と思わず、乗り越えていくことができる。

人生の仕組み(P83)

今を生きれば人生は開ける。何だっていつも今が大切。今できること、頑張るべきことをひたむきに頑張ること。それが一番大事。

失敗について(P112)

やらない失敗はあっても、一生懸命にやった失敗はない。やってダメなら修正して、より良くしていけばいい。物事はその繰り返し。だから失敗なんてない。

情熱が人を動かす(P133)

感情のない人、やる気がない人が何を伝えようとしたところで、何も伝わらない。人を動かすのは結局感情。

情熱を持ち、熱意を持って伝えたいことを伝える。そうすれば人が動く。

伝えるコツ(P149)

大切なのは「伝える」ことではなく、「伝わる」こと。そのために、分かりやすく伝えることがとても大切。

上手い下手は関係ない。大切なのは分かりやすさ。分かりやすく伝えなければせっかくの情熱も伝わらない。

企業の矜持(P209)

会社として絶対にしてはいけないことは、お客の信頼を失うこと。

信頼あっての企業経営。売上が落ちようが、業績が落ちようが、お客の信頼だけは絶対になくしてはいけない。

目標は持たなくていい(P231)

人生5年先とか10年先とか、遠くの目標を持たなくてもいい。

大切なのは今目の前のことに全力を尽くすこと。そうすればそこから次のステップが見えてくる。そうやって目の前のことに全力を尽くしていれば、行きつくところへ行きつく。

感想など

TVショッピングといえばジャパネット。使ったことはありませんが、あの高田会長の声はすぐイメージできるくらい、強いインパクトがあります。

その高田会長がどのように仕事に取り組んで会社を発展させてきたのかが語られているのが本書。

本書で特に印象的だったのは「今を全力で頑張る」という考え方。

10年後の目標とかそういうことはいいから、今目の前のことをとにかく全力で頑張る。そうしていけば自然と道が開けるので、それをまた全力で頑張る。

そうやって進む方向が見えてくるとありましたが、これは本当にそうだなぁ、と。

結局人生は「いつやるか?今でしょ!」で、人生頑張れないときもあるけれど、今頑張れるときに頑張っておくことで、新しい変化がやってきます。

先を見通す必要なんてなくて、結局今自分に必要なことが目の前にやってきます。だからそれに全力を尽くしていけば、最後には辿り着く場所へ到着する。

だから今できることを真剣に頑張る。多分それが成長していくことであり、努力することなのだと思います。

こんな感じで、本書を読みながらいろんなところが書き込みだらけになってしまいましたが、読んでいてワクワクした本でした。

それもきっと、「伝わる」何かがこの本にあるからかもしれませんね。

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