このアルバムは極上の癒やし音楽。アヌーナ『サンサシオン~ケルトの頌歌』を聴く

アイルランドのコーラスグループ、アヌーナの『サンサシオン~ケルトの頌歌』を聴いた感想です。

イルミネーション』の独特な美しい音楽が個人的にドツボだったので、他のアルバムも聴いてみることに。今回聴いたのは『サンサシオン~ケルトの頌歌』というアルバム。

サンサシオン~ケルトの頌歌

こちらのアルバムも、伝統的な重厚なコーラスから美しい旋律、グレゴリアン・チャントを思わせる宗教的な曲まで、約45分に渡り、美しい音楽の世界に浸ることができます。

各曲の印象は次の通りです。

1. 聖霊の炎

ヨーロッパの聖堂の中でミサに参加するような、宗教的で幻想的なコーラスが味わえる曲です。この美しい旋律から、アルバムがスタートします。

2. オーヴェルニュの子守唄

幻想的なメロディと多重コーラスが、静謐で厳かな音の空間を提供してくれます。「祈り」という言葉を音楽にしたら、こんな曲が生まれるのかもしれません。

3. サンサシオン〜夏の感覚

流れるハープの音から始まるこの曲は、海原に旅立つ船をイメージさせるような壮大な曲。19世紀の詩人アルチュール・ランボーの詩が歌詞になっています。

4. 銀の河

悲恋を感じさせる哀愁漂う旋律が印象的な曲。美しい曲には間違いありませんが、何となく、悲しくなる曲です。

5. 輝く水

エキゾチックな雰囲気を醸し出す曲。後期ビートルズを思わすような、毛色の違う一曲です。

6. 永遠の光

静かな独唱から重なるコーラスが神秘的な曲。高音部のコーラスの透明感は素晴らしい!

7. 進むべき道

雲の合間から差す太陽の光を思わせるヒーリングソング。柔らかいバックコーラスと女性のメインコーラスの多重層は聴き応えたっぷり。

8. 楽園の囁き

悲しげなハープの音が印象的な歌かと思いきや、温かい、しかし切ないメロディが胸に染みるアルバム屈指の名曲。歌詞カードを見ながらこの曲を聴くと、さらに曲の美しさが胸に響きます。

9. 荒れ野に横たわる乙女

グレゴリアン・チャントのような宗教的で荘厳な曲。この曲を聴いていると、窓の外から差し込む光が、やけに暖かく懐かしく感じます。

10. テネブレIV

語り部の語りを歌にしたような曲。砂漠に沈む太陽を眺めている気分になります。

11. おお、マリア

独特なコーラスの旋律が印象的な曲。交錯する女性と男性のコーラスが、リスナーを不思議な世界へといざないます。

感想など

美しい旋律、コーラスの独特なハーモニーが味わえるアルバム。

個人的に、このような癒し系の音楽は大好きで、『イルミネーション』を聴いてアヌーナに興味を持ってこのアルバムを聴いてみましたが、この判断は正解でした。

昼下がりの仕事休みのとき、夜眠る前の静かなとき、このアルバムをかけていると、音の世界に意識が向いて、心が落ち着いていく感覚を与えてくれます。神秘的で美しく、かつ静謐な音楽は、感性に訴えかけてくる何かがあるようです。

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サンサシオン~ケルトの頌歌

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