コミュ障のための自己啓発本『この世の中を動かす暗黙のルール』の読書感想

この世の中を動かす暗黙のルール―人づきあいが苦手な人のための物語

社会を生きていくということはすなわち、他の人との関わりの中で生きていくということ。

しかし、人との関わりは何より難しく、答えのない難しい問題。人間関係に悩む方も多いのではないでしょうか。

「人付き合いが上手くいかない。誤解されて、孤立してしまう。どうすればいいだろう。何か参考になる本はないだろうか?」

そんたときに読んでみたい本がこちら。『この世の中を動かす暗黙のルール―人づきあいが苦手な人のための物語』。

この本は、不器用な若者の物語。

仕事が見つからず悩む若者→自殺未遂を起こす→精神病院に収監→そこでメンターと出会い、教えを受ける→人生をやり直す→いろいろ紆余曲折を経るもの、ハッピーエンドでめでたしめでたし

という自己啓発的な物語です。

他の自己啓発書との違いは、多くの自己啓発書が「お金や成功」を焦点に当ているのに対し、本書は人間関係を焦点を当てているところ。

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不器用で人生に悩む若者

この本の主人公である若者は、いわゆるコミュ障。人とのコミュニケーションが苦手で、そのために社会から孤立してしまいます。

仕事も得られず、「俺はダメだ」と死を選ぼうとするのですが、すんでのところで助かり、精神病院へ。そこで、若者の心の師匠となる老人と出会います。

「なぜ俺の人生は上手くいかないのだろうか?」

悩む若者に、老人はこう伝えます。

この世の中には暗黙のルールがある。それを知っているかどうかで、些細な違いが生まれ、その積み重ねによって、人生の幸不幸が決まってしまう」

若者は、老人の助言に従い、人生をやり直していきます。

暗黙のルールを知ることが世の中を乗り切りコツ

では、「世の中にある暗黙のルール」とは何なのか?

老人が若者に伝えたアドバイスがこちらです。

・人を感心を共有する者を仲間と認める。関心を共有しない者は仲間から排除される。(P44)

・見捨てられたものほど、認められたがっている。見捨てられたものが認められたとき、そこに力が生まれる。人が見向きもしないものこそ、大きな価値が眠っている。(P54)

・自分が求めるものをはっきりさせないと、求めているものは手に入らない。自分の求めているものが曖昧だと、みんなが混乱する。自分の求めているものをはっきりさせることが、結局みんなの幸せにつながる。(P78)

・間違った相手と交渉してはいけない。本当に求めている者が、一番高く買ってくれる。(P97)

・相手の安全を脅かす者は、激しい攻撃を受ける。相手の縄張りの中では、相手を最大限尊重する。(P123)

・相手に近づくときは、逃げ道を用意しておく。抵抗を感じたときは、強引に進まず立ち止まる。(P138)

自分を肯定されたければ、相手を肯定しなければならない。(P164)

・真っ白な気持ちで向きあえば、相手の気持ちも真っ白になる。(P208)

この老人のアドバイスに従い、若者は行動を起こします。それによって、若者は人生を変えていきます。

感想など

率直に言って、素晴らしい本でした。

悩む若者が人生を取り戻していく姿は、読んでいて気持ち良かったですし、老人のアドバイスも、すんなり腑に落ちることが多かったです。

老人の助言は、本の世界だけの理想論ではなく、あくまで実践的なアドバイスのように感じました。

人間関係に悩むことは多いものですが、そんなときは、このアドバイスを頭のどこかで思い出して、なんとかやりきってみたいと思います。

「対人関係が苦手で、人との関わり方が分からない・・・」と悩む方は、この本のなかに悩みを解決するための答えが見つかるかも。

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