「お値段以上」の会社の成功原則。『ニトリ 成功の5原則』を読む

これさえあれば、誰だって成功できる!

似鳥昭雄著『ニトリ 成功の5原則』(朝日新聞出版)の読書感想です。

この本について

「お値段以上」のキャッチフレーズで有名な量販家具屋のニトリの社長が会社の成功の秘訣をざっくばらんに語っている本。

ニトリが大切にしていることは何なのか。会社として大切にすべきことは何なのか。成功の秘訣を学べる内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

成功の5原則(P11)

成功するために大切にしたい5つの原則。

1・志を持つ。

→「人のために世のため、人生をかけて実現したい!」という気持ちを持つ。

2・中長期計画を持つ。

→20年以上先に達成すべき目標を持つ。それは、現時点では実現ができなさそうな大きなことであるのが条件。

3・意欲を持つ。

→失敗を恐れず、リスクを取って挑戦していく。

4・執念を持つ。

→目標を達成するまで諦めない。

5・好奇心を持つ。

→常に新しいことを発見しようとする。

うさぎになるな、亀になれ!(P82)

人生大切なのは、一歩一歩着実に前へ進んでいくこと。

別にサクサク、進んでいく必要はない。むしろ、サクサク進んでいくと、「これなら大丈夫だろ」という慢心が生じ、やがて誰かに先を追い越される。

だからこそ大切なのは一歩一歩、亀のように遅々とした歩みでもいいから、前へ進んでいくこと。人と比べず焦ることなく、着実に進んでいくこと。

改革案の出し方(P100)

今よりもよい改革をするためのステップ。

1・まず事実を確認する。現状はどうなっているのか、何が問題なのか、そこを徹底的に洗い出す。

2・それらを分析し、なぜそういう状況になってしまったのかを考える。

3・最後に、この状況を改善&改革するための案を出す。

相性とは(P117)

相性=互いの足りないところを補い合えること。

人それぞれが自分の足りないところを誰かに補ってもらい、自分の良いところを生かしていく。これができれば、素晴らしいことが実現できる。

痛みから学ぶ(P167)

本当に貴重な学びは、タダで学ぶことはできない。お金や痛みとか、何らかの授業料が必要。

この意味で、本当につらい体験、「これ以上はヤバイ」というようなピンチ体験は、そこから学べば、人生に役立つ大きな気づきを得ることができる。

運がいい人になるためには(P169)

運を引き寄せるために大切なのはあきらめないこと。苦しいことがあってもあきらめず、執着すること。

苦しい時期、逆境を乗り越える事ができれば、そこから運が出てくる。

そのためには、普段からできることをして、努力を続けていくこと。そうしていれば、どんな困難があっても、誰かが助けてくれる。そして、状況も良くなっていく。

愛嬌のある人になる(P174)

世の中では人から好かれる人が最強。

清潔さや誠実さも大切だけど、何より大切なのは明るさ。明るく、可愛げのある人は、誰からも好かれ、助けられる。

人から見て明るく見えるかどうか、そこを意識して、人前に立つこと。誰と会ってもニコニコすることを意識すること。

感想など

「すごいざっくばらんな本だなぁ」という感想を持った本。

ニトリの社長が自らの生い立ちを始め、会社が大きくなって成功していった理由を語っている本ですが、いやぁー、やっぱり会社を大きくした人の人生は本当に波乱万丈だなぁ、と。

まず、本書ののっけから勉強全然できなくて、この本では裏口入学やカンニングを告白していることに度肝を抜かれ、20代30代、ずっとダメダメな感じの人生だったのも驚き。

20代の始め、食っていくために家具屋を始めたものの、対人恐怖症で接客がぜんぜんできなくて毎月赤字。

それで奥さんと結婚して奥さんが接客することで、ようやく食えるようになって、安心したところ競合店が近くに登場。売上は激減してしまい、うつ状態に。

「死ぬ方法」を探してさまようような日々を過ごしていたときにコンサル会社からアメリカの家具会社の視察セミナーに参加。

それがきっかけで会社は大きくなり、いよいよ安心かと思ったら、外部から招いた人材に「謀反」され一悶着。

本当に、会社を経営している人の人生は波乱万丈なんだな、と実感します。

この本を読むと、どんなに成功している人の人生にもピンチがやって来て、結局はそれを乗り越えない限りは、人生で陽の当たる場所にたどり着くことはできない。

だからどんなピンチがやって来たとしても、最善を尽くして乗り越えていく。その大切さが伝わってきます。

ということで、人生七転び八起き。いろいろあるかもしれませんが、そこから起き上がるたびに人生はなんとかなっていく。

そんな明るい気持ちになれる本です。

本の購入はこちら

コメント