素朴でシンプルな生き方に間違いはない。『いのちの詩人 相田みつをに学ぶ』を読んで

相田みつをに学ぶ

「最近ちょっと落ち込むな・・・」

「あれやこれ、忙しくてイヤになる。心にゆとりがない・・・」

そんなときに読みたいのがこちら。

松本幸夫著『いのちの詩人 相田みつをに学ぶ』です。内容ですが、相田みつをの人生、詩、価値観をテーマにした自己啓発的な本になっています。

相田みつをとは

大正生まれの書家、詩人。独特な文字で綴られた詩が心を打つ。代表作は『人間だもの』など。

「何もせずに口だけの人は「ホラ」を吹いているにすぎない。伴うべきなのは行動である。」(P11)

「人は、逢うべき人には必ずタイミングよく逢うという。それもちょうどその人にとっての最善の時に。一瞬も遅すぎず、早すぎず、それを人は「運命」と呼ぶ。」(P42)

「平凡なことを徹底する、凡事徹底していくことが実は「非凡」なことである。」(P149)

という感じで、人生論、自己啓発的な内容が中心。心が下向きなときに読むと、気持ちが前向きになります。

相田みつをの名詩も

私は相田みつをさんの本を読んだことはないのですが、この本を読むと、「いい詩が多いなぁ」と感じます。

素朴で、分かりやすい言葉ですが、1つ1つの文章が、心に「スッー」と染み渡るような、そんな感覚を覚えます。

例えばこのような詩。

いのち

アノネ にんげんはね

自分の意思で この世に生まれてきたわけじゃねんだな

だからね 自分の意思で勝手に死んではいけねんだよ

(『雨の日には雨の中を 風の日には風の中を』から)

飾り物

あのねえ 財産 肩書 地位 名誉 その他

自分についている 誇り高き飾り物を みんな落として

すっぱだかに なってごらん

人間としての本当の自分がわかるから

(『アノネ』から)

難しい言葉、飾った言葉はなくて、素直でストレート、まっすぐな言葉が胸に突き刺さります。

相田みつをさんの人生を読むと、紆余曲折、苦労の多い生き方をされたようですが、だからこそ、人のこころを打つ言葉を紡ぎ出せるのかもしれません。

人生とは何か、考えさせられる本でした。

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