生涯収支を黒字化する方法。『人生を黒字にするお金の哲学』を読む

人生を黒字にするお金の哲学

大切なのは人生トータルでプラスになること。

林總著『人生を黒字にするお金の哲学』(WAVE出版)の読書感想です。

この本について

公認会計士である著者がお金との健康的な付き合い方について語っている本。

この本を読めば、お金だけでなく、しいては人生そのものを黒字化するためのお金との付き合い方が理解できます。

以下、本書の読書メモです。

はじめに(P13)

人生大切なのは生涯収支の黒字化すること。

そのために大切なのは、

1・誠実であること

2・時間を大切にすること

3・遠い未来を見据えること

この3つ。

一見お金とは関係ない人間的な部分こそ実は、お金に関係している重要なポイント。

お金の余裕とは(P24)

お金の余裕とは収入の過多ではない。お金の余裕とは収入>収出が続くこと。

ようは、入ってきたお金できちんと生活できること。それこそがお金に余裕があるという状態。

貯蓄について(P39)

貯蓄=将来の支出。将来必要になるであろうお金を今、プールしておくこと。

だから必要以上にお金を貯めることは実は、とても危険なこと。お金は必要なだけ貯めればいい。ただし、それには必ず使い道を用意する前提で。

必要以上のお金を残さない(P75)

お金はときに人の人生を狂わせる。とくに、遺産のような予想外のお金は、受け取った人の人生を狂わせてしまう可能性がある。

親が子どもに残すべきなのはお金ではなく教育。適切な教育を子どもに与えること。その方が、お金を遺すよりずっと子どものためになる。

お金の使い方(P80)

基本的にお金は自分の好きなことに使っていい。自分の価値観に合わせて、お金を使う価値があると思うものにお金を使えばいい。

ただし、収入>支出の状態は絶対に維持すること。そして、貯蓄を増やし続けることができること。この2点を絶対に守ること。

お金は墓場まで持っていけない(P87)

お金と付き合う上で危険なのは、目的もなく節約してお金を貯め込むこと。

お金を貯めることの本質は、将来へのプール。つまり、将来使うべきお金があってこそ、貯蓄の意味がある。

しかし、目的もなくただ不安でお金を貯めることは、人生を究極的に損している。

今には今しかできないことがある。それを犠牲にしてまでお金を貯め続けることは、後悔のもと。

老後の備えや生活不安に備えるのも必要だが、今したいことにお金を使う。それは将来のこと以上に大切なこと。

ダメな節約(P101)

貯金のために節約する。これが一番危険な節約。

お金は使って初めて意味を持つ。だから貯金するにも節約するにも、必ずお金の使い方について考える必要がある。

しかし、貯金のための節約は、何ら建設的なものを生み出さない。お金をただ、腐らすだけ。それではお金を貯める意味がない。

結婚相手の見極め方(P150)

結婚を考える相手が本当に信頼のおける人物なのか。

本当に結婚して良い相手なのかを見極めたいなら、その人が10年後20年後、どんな人になるのかを想像すればいい。

結婚とは生活の継続。将来へとつながっている道。だからこそ、今ではなく将来どんな人になるか。そこを想像することが重要。

お金は貸さない(P156)

お金は人間関係を壊す。どんな人にも借りない。貸さない。これが絶対原則。

仕事について(P171)

今の仕事をとことん頑張り、努力を継続していくことはとても大切。それと同時に、将来もきちんと見据えておくことが大切。

つまり、今の仕事は未来につながっているか。もし未来につながっていないなら、このまま今の仕事を続けてもいいのか。

常に先を見て行動を起こすことが大切。

感想など

誰もが人生で考えるお金のことを、付き合い方や使い方、貯蓄、あらゆる面で分かりやすく理解できた本。

たかがお金、されどお金。お金をバカにするものはお金からバカにされます。

したいことをするにしろ、理想の人生を生きるにしろ、その根本となるのはやはりお金。しかしお金の奴隷になってしまうような生き方では、人生絶対、満足できません。

では、お金と健康的に付き合うには一体どうすればいいのか?

そんなときは本書の出番。

何にお金を使い、どのように貯金すべきなのか、健康的なお金の考え方を知ることができます。

つまりはお金と健康的に付き合うために必要なのはお金をガッチリ稼ぐことではなく、今この瞬間から、収入と支出のバランスを健康的にすること。

バランスの大切さに気づくことができます。

長い人生大切なのはお金と上手に付き合っていくこと。それによって、一度しかない人生を意味あるものにすること。

ということで、お金と上手に付き合うにはまず哲学を持つことが必要。この本がきっと、その参考になることでしょう。

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