『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』の読書感想 – 人はいつか、何かになれる!

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僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう (文春新書)

各界のリーダーたちが語る無名時代。

山中伸弥、羽生善治、是枝裕和、山極壽一、永田和宏著『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』(文春新書)の読書感想です。

この本について

IPS細胞の山中教授や将棋の羽生棋士など、各界のトップリーダーたちが自らの無名時代について語っている本。

以下、本書の読書メモです。

研究者の条件(P40)

何かが起こったときに心から不思議と思えるか。興味を持てるかどうか。興奮して我を忘れることができるか。それが研究者として必要な資質。

新しい何かを面白がれる。その好奇心が新しい発見につながる。

20代を無駄にしない(P54)

20代前半の5年間は、人生でとても大切な時期。この時期、何をしたら「正解」というものはないが、何もしないのだけはもったない。

何でもいいから「あの頃はあれに夢中になった」と思えるくらい、何かに取り組むこと。それが上手くいこうが失敗しようが、いつか自分の財産になる。

挑戦を続ける(P79)

物事が上手くいかなくなったときは、新しいことを試すチャンス。

新しい試みは最初は上手くいかないかもしれないが、新しいことを続ける価値はある。失敗してもめげず、モチベーションを保つこと。

人は人の目を気にする(P181)

人は、他人に期待されているとおりに振る舞いたがる傾向がある。人はどちらかというと他者を気にし過ぎる。

ネット空間とリアル(P194)

ネット上でのコミュニケーションとリアルのコミュニケーションは別物。

ネットでは言いたいことだけを言って、聞きたいことだけを聞けばいいが、リアルな人間関係では、嫌なところも全て引き受けないと、人間関係が成り立たない。

特に家族などの身近な存在ほどそうで、居てくれないと困るけど、居たら居たでやっかいなことがたくさんある。しかし、いろいろ面倒だからこそ、人間関係の絆が深まる。

ネットの人間関係はフラットで階層がなく人間関係のイン&アウトも容易なため、そこに強い関係が作りにくいし、信頼できる仲間も見つけにくい。

ネット環境のメンタリティではリアル環境で通用しない。ネットとリアルでは、きちんと棲み分ける必要がある。

人間の一番重要な能力(P201)

人間の一番重要な能力は諦めないということ。諦めないからこそ、人は様々な発明をし、文明を発展させてきた。

諦めないことが人間を変えていく。それは誰でも持っている能力。「これだ!」というものがあれば、諦めず頑張る。そうすればいつかできる。

感想など

タイトルに惹かれて読んでみた本。

各界の著名人たちが自らの無名時代について語っていて、今有名になって成功してきた人も、実は若い頃、様々な失敗を重ねて人生に失望し、今の成功をつかんでいることが分かります。

今、功成り名を遂げた人も、下積み時代は様々な不安や挫折を経験してそれを乗り越えてきた。自分の道を進んでいけば、いつか人は何かになれる。だから自分のすべきことをしていけばいい。

この本を読んでいると、そんな勇気がもらえます。

それにしても、本のタイトルが本当にいいですね。特に「何者でもなかった頃」という言葉がいい。

人は誰でも何者でもない時期がありますが、何者でもないからこそ何かになれる。何者でもない時期だからこそ、いろいろ挑戦して何かをつかんでいく。

そうやっていつか、何者かになりたいものです。

本はこちら

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