考え方の枠を広げる本『一生に一度は考えたい33の選択』の読書感想

一生に一度は考えたい33の選択

「気がついたら、頭が固くなって、物事に新しさを感じることができない・・・」

「日々、いろんなことが起こる。どうするのが正しいのだろうか?」

人生は、日々様々な選択をせまられます。

AかB、どちらの会社に勤めるか。Aと結婚すべきかしまいか、会社勤めを続けるか独立するか。日々、決断の連続です。

しかし、どちらの選択が正しいのか、決断をするため、何を判断基準にすればいいか、どう考えて決断すればいいか、悩みはつきません。

よりよい決断をするために、どのように人生の物事を考えればよいのか。その参考になる本がこちら、『一生に一度は考えたい33の選択』です。人生の様々なことをどうやって考えたらいいか、発想法が勉強できる本です。

内容など

今までの自分が作り上げてきた考え方や思い込み、固まった考え方をクリアにして、新しい思考法を身につけるのが本書の目的。そのための題材として、33もの例題(選択)を、いろんな角度で考えていきます。

このような感じです。

・電車の中で化粧をしてもいい?

・自分で稼いだお金は全部自分のもの?

・世の中は不公平?

・時間は増やせる?

・トラブルにどう対応する?

どれも、自分の頭で答えを出し、更に人の意見を聞いてみると、「絶対にこれが正しい!」という100%明確な、絶対的な答えはなく、人によって、様々な物の見方があります。

それはつまり、考え方=人それぞれの解釈の仕方であり、人によって、物の捉え方に違いや癖がある、ということに気付かされます。

そこに気がつくことがが本書の目的。

人は知らず知らず、自分の考えが正しいものであると考えがちで、一人で考えることは、ある意味偏っています。そこで、他の可能性、他者視点から物事を見ることで、全く新しい、他の視点も生まれてきます。

そのために、『一生に一度は考えたい33の選択』では、33もの選択をもとに、思考の土台を作っていきます。

感想など

お金で自由な選択ができて、一生遊んで暮らせるお金をもらうか、一生働いて収入を得るか、考えると「どっちがいいか、メリットはデメリットはどうか」など、この本を読み終えると、いろんな考え方をしている自分に気づきます。

内容も物語形式で読みやすく、スラスラ読了できました。考え方、発想の角度、この本で、物事の考え方の枠を広げ、新しい考え方を身につけるには、かっこうの教材になると思いました。

個人的に勉強になったのは、P102〜106の、自己啓発書関連の話です。

この本では、『思考は現実化する』で有名なナポレオン・ヒルの積極的思考(PMA)と消極的思考(NMA)の話題が出てきます。

積極的思考とは、すべての出来事をプラスに考える思考法のこと。目の前にどんな障害があっても、どんな理不尽なトラブルがあっても、それは必要なものとして、成功に役立つプラスのものとして考える、楽天思考と言えるものです。

一方、消極的思考は、マイナス面で物事を捉える考え方で、いわゆるネガティブな考え方のことです。

ナポレオン・ヒル曰く、成功のためにはPMAのマインドを持って、くじけず楽天思考で、プラス思考で行動することが大切だそう。

このナポレオン・ヒルのPMA思想は、プラグマティズム(19世紀にアメリカで生まれた哲学)や、ウィリアム・ジェームズ(アメリカの心理学者)がもとになっているそう。

まぁ、ポジティブに行動することは大切なのかもしれませんが、PMAマインドを本書で勉強するような中立視点で考えてみると、いろいろ発想が広がります。

例えば、PMAマインドを持っている営業マンがいるとします。「意思あるところ、道は開ける。こちらがポジティブに、あきらめずに説得すれば、お客さんに商品を買ってもらえるはずだ!」という考え方で、繰り返し営業をするとします。

確かに、あきらめず、お客さんにアピールしていけば、商品が売れるかもしれません。しかし、繰り返し営業されるお客さん立場で考えたら?粘り強い(しつこい)営業のメリット&デメリットは?

このような感じで、思考のトレーニングができて、勉強になりました。人生で振りかかる様々な出来事に対して、良い選択をするため、幅広い思考力を身につけたい方に。

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