「バタフライエフェクト」という言葉があります。
力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象。
個人的にこの言葉は、小さな行動を起こすことで未来が大きく変わる、そんな例えの言葉だと理解しています。
どんな小さなことでも毎日続ける。1日1日の歩みは少なくて、それが本当に意味があるかどうかは分からないけれど、毎日続けることで、徐々に何かが変わっていく。
そして、5年10年と時間が立てば、小さかった変化が、とてつもなく大きな変化につながっていく。
もしかしたら、人生の成功を分けるのは日々のほんの小さなことなのかもしれない。
朝早起きするか、それともダラダラ寝ているか。毎日の日課をきちんとやるかサボってしまうか。友だちに連絡するかしないか。
そういう日々の小さな行動が、時間差で大きな差になってくるのではないか。そんなことを感じています。
小さな行動が未来を創る
例えば何か目標を立てたとします。
目標を立てたとき、それを実現するのはほぼ無理な状況だったとします。しかし、目標に近づくための何か行動を始めます。
そしてそれを続けていきます。短期間では何も結果は変わりません。
ところが、5年くらい続けていると何かが変わり始め、そして10年くらいずっと諦めずに続けていると、無理だったことが現実に変わる。
小さな行動の集積が、やがて大きな結果につながる。
これは本当に不思議なことですが、やるかやらないか、結局未来の差となるのは、それだけのことなのかもしれません。
どんな行動でも、それが小さいことであれ、行動を起こした時点で未来軸に影響力が発生する。そして、行動を継続していくことで、少しづつ未来が創られていく。
それはある段階までハッキリとは分からないけれど、行動を起こし続けるたび、少しづつ、何かが変わっていく。
「未来を予想する一番確実な方法は自分で未来を創ることだ」という名言がありますが、行動を起こすことで、未来に道を創っていくことができます。
大切なのは続けること
バタフライエフェクトを生かすために大切なのは無理をしない、ということだと思います。
毎日毎日、ハードワークで頑張る必要はないと思います。それは土台無理な話だし、頑張っても無理なものは無理です。
そのかわり、「これだけは続けよう」ということだけ、しっかり続けていけばいいのだと思います。
1年や2年やそこらでは何も変わることはないかもしれません。でも5年10年と時間が立つと、その変化は明白。
日々のほんの小さな行動が、時間という魔法によって大きな結果になる。そこが面白いところです。
ただ、続けることって、簡単なようで案外難しい。だから続けることは長い目で見ると、ものすごい大きな力があるんだと思います。
何せよ「これだ!」と思ったことはともかく続ける。
結果が出ようが出まいが関係なく、ただ続けていく。そうしていれば、何年後かは分かりませんが、確実に何かが変わっていく。そして最後には、夢や目標が現実になっていく。
人生、長い目で考えたいですね。