「○○○が欲しい」
「△△△を実現したい」
「×××になりたい」
人生、ときにいろんな希望や野望を持ち、それを手に入れるために全力で勝負を挑むべきときがあります。
行動を起こし、その勝負に勝つ。それによって、望む結果を手に入れることができます。リアルに人生、生活が変わっていきます。
だからこそ、したいことはどんどん挑戦して、手に入れたいものは手に入れるための努力が必要なのかもしれません。
行動を起こして上手くいく、それは素晴らしい体験ですからね。
負け戦を避けるために
が、問題は勝負を挑んで「勝ち目がない」「上手くいきそうにない」と分かったとき。
それがどうしても欲しい、でも冷静に考えると、手に入れられる可能性は極めて低い。そういうときが本当に難しい。
「オレの人生、これだけは絶対に必要だ!!!」と思うものは実際にはそうでもないのですが、手に入れようとして手に入らない、そういうものは無性に執着してしまうのが人の性。
執着によって、冷静さを失い、悪手を打ってしまいドツボにハマってしまうことがあります。
勝ち目がない、上手くいかない。そのときどうすればいいのかというと、
1・上手くいく可能性が少なくても、玉砕覚悟で最後の戦いを仕掛ける!奇跡が起こることを信じて。
2・勝てないと分かった時点で損切り。これ以上ダメージを受けないために全力で退却する。そして、次の勝てる戦いに挑む。
3・とりあえず先送りする。そのことについて考えないようにして冷却期間を持つ。いくらか時間が経って、それでも欲しければ選択1へ。奇跡が起こることを信じて全力で挑戦する。
などいくつかあると思うのですが、個人的な経験から、2か3が一番適切なのかなと考えています。
何のために行動を起こすのか
玉砕覚悟、奇跡が起こることを信じて行動する時点で、多分勝機は極めて低い、それはしてはいけない悪手だと思います。
勝負は勝つ見込みがあってからこそ勝負するものであって、勝つか負けるか分からない戦いは避けた方がいいのではないか、そんなふうに感じています。
「これをやってあれをする、こうすればこんな結果が得られそうだ。なんとかなりそうだ」
物事全て見通すことはできませんが、ある程度の見込み、予想を立てておかないと、上手くいかないことのために、お金、時間、いろんなものがどんどん失われてしまいます。
おまけに、ずるずると続けることによって、執着という感情が生まれ、ますますドツボにハマり、冷静な判断がより難しくなってしまいます。
そうなると、「上手くいかないのに奇跡が起こることを信じて一か八かで行動→大失敗して自信喪失、致命的な大ダメージを負ってしまう」というお約束の結末が待っています。
そうなると、再起のために時間がかかるので、これまた人生をムダに浪費してしまいます。
(おまけに悪いときには悪いことが重なります。運が悪ければ再起不能になってしまう可能性も?)
失敗してもOK、致命傷を負わなければ
人生何事も思い通りにいくことは確率としてはそう高くありません。行動を起こして上手くいく、それならいいのですが、問題は失敗しそうなとき。
ときに、一度の失敗が、取り戻しがつかないものになってしまう怖さもあります。
立ち直れる失敗、ダメージを受けても回復できる失敗ならそれは問題ありませんが、場合によっては致命傷を負ってしまうような失敗もあります。
トライ・アンド・エラーは大切ですが、致命傷だけは絶対に受けないのが試行錯誤の鉄則。その失敗をすることで、二度と再起不能になるような、致命的なダメージを受けることは何としても避けたいもの。
でも、何が上手くいくのかいかないのか、結果だけで物事を考えると、案外、自分に必要なものは自然と手に入って、自分に必要ないもの、縁がないものはどう頑張っても手に入らない、そんなことを感じます。
何が上手くいって上手くいかないのか、その傾向というかパターンを考えていると、物事には一定の傾向があって、それを知っておくことで、それが行動を起こす一つの材料として、参考になるかもしれません。
「人生に無駄なし」とは言いますが、しなくて良い経験、知らない方が良かったことも確実にあるはず。だからこそ、行動は意図的に、先を見て動きたいものです。