今世紀最大の偉大な投資家ウォーレン・バフェットの教えが学べる『1分間バフェット』の感想

1分間バフェット お金の本質を解き明かす88の原則 (1分間シリーズ)

今世紀、世界で投資で偉大な成功を成し遂げたウォーレン・バフェット。そんな彼の考え方が分かりやすく理解できるのが本書『1分間バフェット』。

ウォーレン・バフェットとは
投資の神。20世紀中頃から長期にわたり投資で高い運用成績をマークし成功、フォーブス長者番付の上位ランキングに入る大富豪。一方で質素な生活で知られており、稼いだお金は慈善活動に寄付しているまさに賢人。

偉大な成功をおさめた投資家は、どのような発想で行動したのか、それが分かりやすく理解できます。

以下、本書の気になった内容と考察です。

・「リスクとは自分が何をやっているかわからない時に起こる」(P22)

→投資のリスクは自分が理解できないこと、分からないことをしているときにある。自分がしていることが理解できており、確信があるなら、周りがどうであれ、それは最良の選択。

・「10年後20年後は自分の頭脳と肉体の働き具合で決まる」(P86)

→自分の体を乗り物と思うこと。一生使う必要があって、適当に使うとダメになってしまう。

・「どんな愚か者にも経営を任せられる会社の株を買え」(P82)

→経営者のカリスマ性よりも、「バカでも成功できるモノを作る会社」を選ぶのが重要。

・「扱いにくい人間とは取引しない」(P92)

→嫌な奴、面倒ごとを押し付ける奴、自分のことしか考えない奴とは取引をしない。嫌な奴と付き合っても良い結果にならないし、時間を無駄にしてしまうから。

補足

アメリカの成功した人の本を読んでいると、たいてい人付き合いに関することが書かれています。だいたいは、「自分の価値を認めてくれる人付き合え、面倒な奴、邪悪な奴とは付き合うな!」的な内容です。

日本の成功した経営者の本を読むと、「イヤな奴は自分を高めてくれる、だからイヤな奴とも付き合え」という全く逆の内容が書かれていることが多いです。

・「手当たり次第読むことだ」(P118)

→読書をする。ジャンルを問わず、幅広く。すぐに役立つことはないかもしれないが、読者は思考の枠を広げ、チャンスを広げる。

・「成功例よりも失敗例の方が得るものが大きい」(P136)

→痛い思いほど、それが身にしみるので、そこから学べるものは果てしなく価値が高い。日米通算4000本安打を達成した天才イチローも、同じことを言っていた。「上手く行ったことより上手く行かなかったことから学ぶ」と。

・「人は習慣で行動するので、正しい思考と振る舞いを早いうちに習慣化させるべきだ」(P154)

→たばこ、不規則な生活、朝寝坊、これらの悪癖は習慣から。悪い習慣は悪い結果を、良い習慣は良い結果をもたらす。

・「ビジネスの世界で最も危険な言葉は「ほかの誰もがやっている」だ」(P166)

→みんなはみんな、私は私。一流には一流の流儀がある。

感想など

読んでいると、確かに投資に対する原則というか、考え方がたくさん出てきます。しかし、この本は投資のノウハウ云々というより、ウォーレン・バフェットが考えていること、思考の方法が理解できることに重点を置かれているように思います

「考え方→行動」という順番なので、本書に書いてあることをそのまま理解するより、なぜウォーレン・バフェットがそのように考え、実際に成功できたのか、想像してみることが大事なように思いました。

例えば、「周りが強欲になっているときは欲を捨てる→人と違うことをする」(P30)という考え方は、「みんなと同じやり方ではダメ、では自分はどうするか。

どうすれば自分にとって最適な行動なのか?」という考え方が根本にあります。そこら辺の発想の仕方はとても勉強になります。

このように本書を読めば、投資に興味がない方でも、この本はとても興味深い内容になるはずです。人生論、お金、投資。ウォーレン・バフェットという希代の投資成功者の考え方が深まった一冊でした。

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