青春の頃、夢見た自由はこんな感じだった。映画『ソラニン』を観る

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ソラニン スタンダード・エディション [DVD]

宮崎あおい主演の青春映画『ソラニン』の感想です。

登場人物はOLの芽衣子、その恋人でフリーター&バンドマンの種田成男(ギター&ボーカル)、種田のバンドメンバー&大学以来の友人の加藤賢一(大学留年在学中、ベース)、山田二郎(親の薬屋を継ぐ、ドラム)。

「大人になること、退屈だけど当たり前の暮らしを選ぶか、それとも理想を追い求めるか」という青春ものによくあるテーマの映画ですが、クサくなくて、自然で穏やかに演出されているところが良かったです。

大人になって生活していくこと、現実社会に自分の役割を見つけていくことと自由を失うことの葛藤、役割にはまってしまい代わり映えのない日々を送ることへの不安というのが、とてもうまく表現されているように感じました。

登場人物、映画の感想など

以下ネタばれを含みます

芽衣子にしろ、種田、加藤、山田、登場人物それぞれが、ある意味内面の空虚さと、宙ぶらりんの日々を過ごしている葛藤を抱えています。

芽衣子はOLの仕事、種田は音楽の夢を諦めきれずにいること、加藤(大学六回生)は進路、山田は実家の薬屋を継いでいくこと。皆それぞれが、人生の方向性を決めることに、漠然とした不安を感じています。

しかし、芽衣子は仕事を辞めて、自由を希求。恋人の種田に「したいことをしっかり頑張ろう、音楽を頑張って」と種田の背中を押します。

その行動が、結果的に種田の死につながるのですが、種田の死によって、芽衣子も加藤も山田も、それぞれが青春にけじめをつけていくきっかけになっていきます。

「俺にとって人生ってのは、ただ生きていく、ってのでいいのかなぁ・・・」という山田の悩みに対する答えも、漸進主義、「答えなんんてない、少しでも前に進んでいけばいい」と思わせてくれる明るさが感じられました。

理想か現実か、どちらを選ぶにしろ、それは全か無かではなく、段階的に、少しずつ日々を過ごしながら、答えを出していくものなのかもしれません。

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