『男の作法』の読書感想 – 文豪が語る男の生き方

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(文庫)新編 男の作法 作品対照版 (サンマーク文庫)

男はいかに生きるべきか?

池波正太郎著『男の作法』(サンマーク出版)の読書感想です。

この本について

文豪岩波正太郎が語る男の美学。

男はどうあるべきか、「食べる」「住む」「装う」「つき合う」「生きる」など様々な場面を例に、ダンディズムを磨くアドバイスが満載の内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

家を買うこと(P83)

持ち家を買うことは人生で大きな影響がある。

金銭的な大きな負担となり、それによって、人付き合いする機会が減ること、出歩ける場所が減るなど、男の行動と人生が制限されてしまう

男は、妻が持ち家志向の場合、安易に賛同してはいけない。

家をローンで買うことはいろんな影響があることを知った上で、家を買うかどうか、検討する。

家は人の性格を変える(P91)

環境は人を変える。家は人を変える環境そのもの。住む家によって、性格も変わり、仕事へも影響してくる。

人間関係は理屈では上手くいかない(P107)

人間関係は理屈や論理では上手くいかない。

人間自体理屈で存在しているわけではないのだから、理屈でやっていこうとしてもダメ。

おしゃれをすること(P117)

おしゃれをすること=自分を客観視すること

自分の顔立ち、体を見て、そこに似合う服装を選ぶ。自分が人からどのように見えているか、客観的に確認している。

若いときの注意点(P146)

若いときはエネルギーがあるので、いろんなことができる。

エネルギーを読書や経験、仕事などに生かせば、それがプラスになっていくが、女遊びなど、性欲の発散に向けられた場合は、得るものもなく、年とともに、どんどん劣化していく。

若いときのエネルギーはムダにせず、知識や教養を磨いたり、趣味に打ち込んだり、エネルギーを建設的な方向に向けて、自分を高めるべし。

ロマンについて(P151)

夢や希望、ロマンは人から与えられるものではない。自分が生きていくなかで見出していくもの。

求め、見出したもののなか、ライフワークが見つかる。

五分五分という考え方(P156)

人生や自分に過信しないこと。

物事は思い通りにいかない。何でも上手くいくと考えず、物事の確率は五分五分、「上手くいくかもしれないし、いかないかもしれない」くらいの気楽さを持つこと。

結婚すべき女の見分け方(P180)

基本的に、女は自分本位の考え方が強い傾向にあり、周囲への配慮がおろそかになりがち。

良い女は、自分のことだけでなく、ほかのことにも気が回る。結婚するなら、人のことも配慮できる女を選ぶべし。

男の運を落とすのは女(P209)

男は女次第。

女が家庭のことを上手くおさめてくれない場合、男の仕事はどんどんダメになっていく。

世の中には男の運を下げる女も。どんな女と一緒にいるかは、男の運命を決める大きなポイント。

若いころにすべきこと(P226)

若いときにしておくことは将来への投資。

映画や文学、音楽、絵画に触れて感性を磨いたり、旅に出て視野を広げたり、いろんな経験を蓄積していくことが大切。

幼児期の経験は一生つきまとう(P248)

三つ子の魂百まで、幼少時の経験は、一生人生に影響を与え続ける。

小さいときにどんな家庭で育ったか、親との関係はどうだったのか、そこを考えてみると、幼児期の呪縛が、人を縛っていることに気がつく。

若いときから死を意識する(P290)

死を考えることは人生の有限性に気がつくこと

人の寿命には限りがある。人生には制限があり、今できることもやがてできなくなる。時間をムダにしてはいけない。

感想など

日本人的なダンディズム追求のための座右の書になりそうな本。

・男はどうあるべきか?

・無粋な振る舞いをしないためにどんな意識を持てばいいか?

など、「カッコいい」大人の男の在り方について考えさせられます。

スジを通す、生き様にこだわりを持つ、自分を磨く。周りの人に気持よく過ごしてもらう配慮をする。できることは一つ一つ。

いつか、「あのおっさん、かっこいいな」と若者たちから言われる年の取り方がしたいなぁ。

本はこちら

(文庫)新編 男の作法 作品対照版 (サンマーク文庫)

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