『ヤル気がでる!最強の男性医療』の読書感想 – ストレス社会を生き抜くために知っておきたいオトコの医学

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ヤル気がでる! 最強の男性医療 (文春新書 919)

男の意欲、元気はこれで決まる!

堀江重郎著『ヤル気がでる!最強の男性医療』(文春新書)の読書感想です。

この本について

男性の健康(男性更年期障害など)を扱った本。

いつまでも男らしく前線で頑張っていくためにはどうすればいいか、ヤル気を維持して人生を充実させていくにはどうすればいいか、医療の視点から様々なヒントが学べます。

以下、本書の読書メモです。

男らしさとは(P14)

男性らしさを決めるのが男性ホルモン。その代表的なものがテストステロン(女性ホルモンの代表はエストロゲン)。

テストステロンは男の一生で三回、大きな役割を果たす。

一回目は胎児のとき(性別が決まる)、二回目は二~三歳のとき(ものの見方や考え方が男性的になっていく)、三回目が思春期のとき(体が男らしくなり体毛が生えてくる)。

テストステロンは、いわば男らしさの象徴的なホルモンで、体内のテストステロン値が高いことによって、勝負事が好きになったり、いろんな影響が出てくる。

ホルモンが利他的行動に影響する(P25)

テストステロンは社会性を高める。男性の仲間意識や周囲の人、社会への利他的行動は、テストステロンが影響している。

一方、女性の場合はオキシトシンという脳内ホルモンの働きによって、周囲の人に対して愛情を注ぐようになる。

テストステロンが目を向けるのは仲間や社会と対象が広いが、オキシトシンは身近な対象に目を向けるため、子どもや家族など、対象の範囲が限定されている。

テストステロンを高めるために(P26)

テストステロンを高めることで、やる気、意欲アップや、うつや認知症予防など、いろんなメリットがある。

テストステロンを高めるためには、誰かと競争する環境に身を置いたり、競争している誰かを応援するのが良い。

草食系と肉食系(P27)

草食系=テストステロンが低い。肉食系=テストステロンが高い。

肉食系が活動的なのは、自分の縄張りの侵入者を排除しながら、縄張りを広げるために努力しているから。これこそがテストステロンの働き。

また、テストステロンが高いと社会性や協調性が高まるため、ますます活動範囲が広がっていく。

一方、草食系は争いごとを好まず、他者との協調を考えない傾向があるため、思考や興味が内側に籠もる傾向にある。

テストステロンが低下すると(P30)

テストステロンが低下すると、自分のテリトリー外への興味関心が低下する。外がどうなっているか、人がどうしているか、どうでもよくなる

そのため、行動がおとなしくなってしまい、思考がどんどん内向きになっていく。

職業とテストステロン(P36)

テストステロンは社会のなかで自分を表現する能力に関係している。そのため、テストステロンの高い低いが、職業選択に関係してくる。

一般的に、クリエイティビティを求められる職業、俳優や芸術家などの自己顕示が必要な職業に就く男性はテストステロンが高い。

一方、決められたルールのなかで仕事をする職業(特に、教師、医師など「師」がつく職業)の男性は、テストステロンが低い傾向にある。

いくつになっても出会いを求めよ(P51)

中高年になってテストステロンの低下を防ぐためには、手習いを始めることが大切。

このとき、

1・体を動かす

2・競争心を刺激される

3・下心恋心を刺激される

この3つの条件を持つ習い事が良い。

映画の『シャル・ウィー・ダンス』はテストステロンの維持獲得のために勉強になるヒントが多いので、参考にしたい。

独身者と既婚者(P68)

未婚の男性が独身生活を続けていくと、ある時点から急激にテストステロンが低下していく。既婚の男性もテストステロンは徐々に現象していくが、独身者の方が下がり方が急激。

独身者は「結婚を諦めた」あたりが、男性としての賞味期限切れのとき。精神的、肉体的に老け込みたくなければ、常に、異性への欲を持つことが大切。

ゲームでテストステロンアップ(P70)

『信長の野望』や『ドラクエ』など、領土を広げたり冒険したりして活動フィールドを拡張していくタイプのゲームは、テストステロンを刺激する。

テストステロンを維持するために、このようなゲームを取り入れるのも悪くない。

40歳が男の曲がり角(P109)

40歳になると、仕事の悩みや男性機能の低下など、いろんな問題が起こりやすくなってくる。40歳を迎えたら、健康維持のために新しい取り組みが必要。

母親のストレスと胎児への影響(P149)

妊娠中の母親のストレスは胎児にも影響し、おなかの赤ちゃんが将来、うつになる危険性が高まる。

ストレスを受けて生まれた子どもは、テストステロンが低くなり、その影響が子の代だけでなく、孫の代にまで及ぶ。

感想など

テストステロンがいかにやる気や元気、いろんなところで影響しているのかが分かった本。

テストステロンは、体だけでなく、心や気持ち、意欲などの精神的な部分に影響があって、やる気がでないとか、外への興味が狭いとか、そういう問題は、案外テストステロンが関係しているのかもしれません。

となると、テストステロンを高めることで、気持ちや興味の範囲が変わって、外への見方、行動が変わってくるはず。

改善は外より内。

普段からテストステロンを高める、それが元気健康を維持するだけでなく、オトコとしての生きがいや人生の楽しさをアップするのかもしれませんね。

本はこちら
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