長く辛い会社員人生を生き抜く極意。『サラリーマンの本質』を読む

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サラリーマンの本質

結局、「サラリーマン」という生き方は何なのか?

綾小路亜也著『サラリーマンの本質』(文芸社)の読書感想です。

この本について

大手金融機関に長年勤めた著者による、サラリーマン生活の心得本。

会社で起こる問題の原因、会社で生き抜いていくこと、部下を指導する方法、営業の原則など、著者の長年の経験に基づく、考え方&アドバイスがまとめられている実践的な本です。

会社員生活をどう過ごすか、営業でどう成果を出すのか、サラリーマン生活で悩んだら読んでおきたい本となっています。

以下、この本の気になった内容です。

ビジネス本は役に立たない(P15)

「営業は○○しなさい」的なビジネス本は、現実的なサラリーマン生活には役立たない。

著者の話を傾聴する価値はあるものの、それは、一部の人にしか利用できない特殊解であって、誰もが利用できるノウハウではない。現場で働くサラリーマンが利用できる類のノウハウではない。

会社で起こる問題は原因がある(P22)

会社で起こるトラブルは、同じ組織と人に集中して起こる。

問題が起こるにはそれなりの理由があるからであって、ピンチの処理に追われるだけでは、結局問題は繰り返し起こる。大切なのは、問題の本質と根本を分析して、それを根治すること

学校のテストと会社で成果を出すことの違い(P24)

学校のテストは、必ず「正解」があり、その正解を見つければ、誰でも良い成績を残せる。

しかし、会社で起こるのは、正解のないことであり、常に答えは変動していく。もぐら叩きのように、問題を解決しても、またやるべきことが生じる。大切なのは、いかに最初のもぐらを素早く処理していくスピード。

組織の体質(P27)

会社にはそれぞれ、独自の体質がある。その体質が、会社の様々な問題を引き起こす隠れた原因になっている。

問題は素早く処理するのが鉄則(P41)

仕事は後手に回るのがマズイ。

問題が起こったときも、受け身で対処していると、問題がどんどん大きくなっていく。だからこそ、先手先手で、素早く処理していくことが大切。

会社で出世していく人は、仕事のスピードが速く、せっかち。

サクサク仕事をこなしていくため、たくさんの責任を負うことになり、仕事をさらに効率的に処理しようとするようになる。スピードの重要性を知っているため、せっかちになる。

サラリーマン生活で大切なのは空気を読むこと(P65)

サラリーマンとして生きていくために必要なのは、「自分が何ができるか」ではなく、組織からどんな役割を期待されているのかを理解して動くこと。

上司や取引先、相手が自分に期待していることは何かを察して、相手の意図を理解すること。意図が分かれば、どう動けばいいか、自然に分かる。

上司の成功体験談はあてにならない(P85)

よく部下に「オレはこうして仕事で成功した」という自慢話をするが、そのような話は話半分聞いておけばいい。

このような話は、脚色して語られていることはもちろん、大変だったことや苦労したことがカットされていることが多い(語る本人が苦労したことを忘れている)。だから、部下にとっては、毒にも薬にもならない。

会社で出世するグループと出世しないグループ(P93)

サラリーマンは、本社と太いパイプを持つ出世していくグループ(A)と、地方に飛ばされる出世しないグループ(B)の2つのグループに分かれる。

Aグループの人は、人脈構築が上手く、様々な部署の人間と関わりを持ち、つながりを深めていく。彼らは社内の情報通となり、本社とのつながりを作っていく。結果的に、彼らは本社に残り、出世していく。

一方、Bグループの人は、能力自体はAグループの人と違いはないが、本社人脈を持たず、会社内で「外様」扱いされる。結果、地方に飛ばされたりして、出世のチャンスが遠くなってしまう。

自分を知らないことの代償(P114)

サラリーマンの悲劇は、自分の本当の姿を客観的に認識できないところに原因がある。

周りが自分をどう評価しているのか、社内で立ち位置はどうなのかを正確に理解できていないため、「空気」を読み誤り、悲劇を迎える人は少なくない。

組織で生きていくために、自分を客観的に自己評価し、それを過大or過小評価せず、正確に理解することが重要。

営業のやり方(P154)

営業は、目標(予算)と見込みの差を埋めること。目標金額を想定し、それを現実的に達成するにはどうすればいいのか、連想力を発揮し、行動していく。

商品を必要とするのはどんな人なのか?必要とする人を連想し、彼らに営業をかけていく。商品を購入する人はどんな人なのか、彼らをイメージすることが重要。

そして、営業を行う際は、難易度の低いところが確実に利益を確保していく。

感想など

私は会社員ではないですが、何かの書評で「この本は面白い」と推薦されていたので、読んでみました。

内容ですが、サラリーマン生活のイロハや、会社組織で起こる組織の問題の対処法、営業の考え方など、実践的なアドバイスが書かれていて、会社員でない私にも勉強になるアドバイスがたくさんありました。

特に勉強になったのは営業の話です。私は成果報酬で収入を得ているので、「どうやって売上を上げるのか?」という話は、とても勉強になりました。

(この本では、商品を買ってくれる人、必要とする人(中心)を連想し、そこから左右上下、どんどん連想して営業をかけていく方法が紹介されていました。)

内容はどれも現場視点で実践的。私も、この本でもっと営業力を高めたいと思います。

本の詳細はこちら

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