騙せる奴は騙してでも利用する。『真田丸』第7回「奪取」の感想

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第7回

奪われたものは何としても取り返す。

2016年NHK大河ドラマ『真田丸』第7回「奪取」の感想です。

第7回「奪取」のあらすじ

本能寺の変によって信濃・関東は混乱。織田家家臣の滝川一益は、迫り来る関東の雄、北条氏政の軍勢と死闘を繰り広げようとしていた。

一方、織田家に忠誠を誓った真田昌幸だが、信長の死によって方針を転換。

滝川と北条のバトルのドサクサに乗じて、織田に差し出した真田ゆかりの城、岩櫃城と沼田城を取り戻さんと行動を開始する・・・。

感想など

コメディ臭がやや強い回。

話の流れとしては、滝川軍が信濃から撤退→真田の人質奪還ドタバタ劇→最後に上杉登場、真田の今後は?という感じ。

神流川の戦いによって滝川一益は北条に敗北、そこで真田一家はこのどさくさに紛れ沼田城を攻撃、奪取。

ところが、滝川一益に預けた人質は見つからず。そこで昌幸は滝川一益のいる箕輪城へ何食わぬ顔して登場。

昌幸に沼田を奪われたことを知らない滝川一益は昌幸一行を歓迎するものの、昌幸が裏切ったことを知った滝川一益は激怒。

昌幸の命で滝川一益に差し出した人質を奪還しようとした信繁も捕まってしまい、滝川の領地の伊勢まで連れて行かれることに。

ところが、滝川一益が帰国しようとすると問題発生。信濃西部を支配する木曽義昌が滝川軍の行く手を阻みます。

木曽義昌の狙いは滝川軍が連れていた人質。信繁を始めとする真田家の人質は木曽家の人質になることに。

コメディのノリがずっと続いていたので、「そこからシリアスな展開になるのか?」と思っていたら人質のババ様と木曽義昌は昔からの知り合いらしく、木曽義昌はババ様に頭が上がらないキャラのよう。

ババ様のはからいで信繁らは解放されることになり、シリアスな展開はなし。信繁+侍女の女の子は真田領に「めでたしめでたし」で無事に帰還します。

そこでようやくドラマは真面目な展開に、人質の話から真田の今後の話へ進みます。

昌幸のさり気ないエグさ

昌幸は滝川軍が去ったあとの今後の対応を検討。

国衆の多くは北条につくなか、昌幸は上杉に接近しますが、ここが面白いところ。

「真田は上杉の兵となりますぞ!」と迫真の演技で上杉景勝に従属することを誓い、上杉の支援を受けることに成功します。

が、昌幸の本心は言葉とは全く別なところに。

「上杉は北条に勝てない」と判断していて、北条に真田を高く売るために上杉家を利用、ダシにする陰謀をめぐらし始めます。

ずっとコメディが続いていましたが、最後の最後は昌幸の腹黒さが全開で、次回が気になるところで今回は終了。全体的にゆるーい感じの回でしたが、昌幸のえげつなさが印象に残りました。

それにしても、昌幸のたぬきさを表現するためか、そのかませ役となってる武将がちょっとかわいそう。

今回は特に滝川一益が損なキャラぶりが目立った話で、いいやつなのに昌幸に騙されてなんだかなぁ、という感じ(次回は上杉景勝が見事に騙される損な役になりそう)。

騙し合いは戦国の常道ですが、コメディのノリのなか、サラッとえげつない展開が登場するところが『真田丸』の面白い感じ。

合戦模様はほとんどありませんが、人間に焦点を当てた武将の描き方は、人間味があります。

次回は上杉景勝が昌幸に騙されて利用される予感がビンビンしますが、どうなることやら。

第6回「迷走」の感想へ

第8回「調略」の感想へ

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