『成毛眞の超訳・君主論』の読書感想 – 今こそ学びたい独立人としての在り方

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成毛眞の超訳・君主論 (メディアファクトリー新書)

見るべきは人間の現実の姿!

成毛眞著『成毛眞の超訳・君主論』(メディアファクトリー)の読書感想です。

この本について

元マイクロソフト日本社長、成毛眞さんによる『君主論』の解説本。

『君主論』とはどんな本なのか、今の時代になぜ必要なのか、『君主論』の教えをどのように現実に適応させていけばいいのか、勉強できる内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

求められているリーダー像(P11)

今世の中で求められているのは強いリーダー。

誰にも優しく、公平なリーダーではなく、現実目線、キレイ事を排除しやるべきことを徹底して断行できるリアリストで強いリーダー。

マキャベリの『君主論』を読むことで、本当に強いリーダー像が見えてくる。

君主の理論と従者の理論(P21)

世の中には君主の考え方と従者の考え方がある

「みんなと仲良くやれ、誰からも好かれるようにしろ」的な話があるが、それは従者のための理論。

アドバイスは自分の立ち位置(君主か従者化)に応じて、主体的に取捨選択すること。

何を得たのかよりどう生きたのか(P50)

人生は理不尽。いつどこで、何が起こるか分からない。

大切なのは、自分のしたいことをしっかりやって、自分の意志を最後まで貫くこと。そんな風に生きれたら、不遇なことがあっても、人生に満足できるはず。

善行で人から嫌われる(P58)

人のためにしたことが、かえって恨みを買うことがある。

「良かれ」と思ってすることでも、人によって受け止め方が違うのだから、自分の善意を人に押し付けてはいけない。

人は常に見た目で判断される(P70)

大衆は常に人を外見だけで見て、外見で判断する。世の中は大衆だらけなので外見で全て判断されてしまう

「人は外面より内面」などと甘えず、自分がどんな風に見られているのか、外見を意識すべし。

チャンスをつかむ考え方(P83)

「果報は寝て待て」と何かを期待して待っていても、チャンスはやってこない。

チャンスをつかむために大切なのは気概と行動。行動を起こすことで、新しいヒントやチャンスが見つかり、それをつかむことで、現状が変わっていく。

行動を起こしたあと、偶然の結果としてチャンス、新しい道が見つかる。

例)

まず行動する→ヒントを見つける→人生が変わる

内部のグループを団結させる簡単な方法(P100)

組織内の人間関係を簡単に団結させる方法は、外部に敵を作ること。

「外部の敵によって我々の生存が脅かされている」という具合、共通の敵を作ることで、内部の人間関係の利害を一致させ、団結させることができる。

運命は変化する(P126)

運命は絶対的に決まっていない。運命は私達の選択や行動によって変化する流動的なもの。

大切なのは、周囲の状況や雰囲気から時勢を読み、それに自分を適応させていくこと。時流に逆らってはいけない。

べき論よりも現実優先(P143)

世の中、「人はこうあるべきだ」と人の生き方を説いた話は多いが、それらは実際の人間の姿とは異なっている。

人間の理想の姿を追い求めるのではなく、まず現実の姿を見ること。

感想など

「君主=リーダー、経営者、独立した人間」という風に置き換えて読むと、生きるためのヒントが見えてくる本。

『君主論』と言うと現実主義、リアリストのための本なので、「人はこうあるべき」的なヒューマニズムや理想主義を追求したい場合は全く役に立ちません。

が、社会で痛い目にあって、人生を現実目線で再構築していきたいとき、マキャベリの知恵は最高に参考になると思います。

その教えをこっそり勉強して実践、自分なりの君主論を構築、現実社会で役立てたいものです。

本はこちら

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