地頭の良い子どもを育てるには?『子どもの教養の育て方』を読んで

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子どもの教養の育て方

元外交官で作家の佐藤優さんと、5児の母であり政治家の井戸まさえさんの対談本、『子どもの教養の育て方』(東洋経済)の読書感想です。

「教養のある子、勉強する子を育てるためにはどうすればいいか?」というテーマで、勉強や読書、受験など、教育問題が語られています。

以下、本書の気になった内容の要約です。

エリートの種類(P6)

・従来のエリート。中央官庁主導の行政システムによって国を動かす人たち。20世紀は彼らの時代だったが、21世紀、彼らは衰退する運命にある。

・偶然のエリート。時流や運に乗って登場した、いわゆるラッキールーザー的なエリート。時流に乗って急速にキャリアを伸ばすが、実力や信念に乏しいため、パフォーマンスに熱を入れやすく、衆愚政治を招く原因となる。

・未来のエリート。教養を身につけた人たち。今の若い人(小学生から高校生、大学生、社会に出て数年以内の若者)が教養を身につけることによって、日本は独自の国として、活路を見出すことができる。日本の可能性を開花させるエリートが、未来のエリート。

教養があるかないかは書く力で分かる(P70)

教養=「読む」+「書く」+「話す」+「聞く」。教養を身につけるには、まず前段階として「読む」と「聞く」の基礎を作る。それから、「話す」+「聞く」で教養を深めていく。

家庭学習のポイント(P87)

基本は、学校の宿題を子どもにしっかりやらせること。ただし、宿題は合理的な範囲内で。

自分の能力を超えた生き方は不幸の素(P138)

子どもの能力をしっかり見極め、何を選択させるのが子どもにとって幸せなのか、親は見極める必要がある。子どもの能力を無視して過剰に競争をさせるのはよくない

子どもに個室は与えるべきか?(P156)

アメリカでは子どもに個室を与えるが、アメリカの現状は、みんなが一人でボーリングをしているような孤独な社会。

ドイツやイギリスは子ども部屋を持たせても、そこにテレビやパソコンなどを置かせず、子どもが居間に出てきて、親が子どもと関わり、会話ができるように意識している。

ゲームの弊害(P162)

0と1、ゲームの世界はデジタルで物事を数値化する思考を育てる。ゲームはクリアができ、問題は明確に解決できる0と1で構成されている世界。

しかし、現実の世界は、0と1では割り切れない、グレーな世界。ゲームの世界に子どもを夢中にさせることで、子どもの思考力に限界を作ってしまう。

感想など

外交官としてロシアのエリートたちと渡り合った佐藤さんの教育や勉強の考え方に興味があって、この本を手にとったのですが、対談形式の本ということで、とても読みやすく、すぐに読了。

絵本やおもちゃ、習い事、勉強の習慣、子ども部屋の与え方、受験に取り組む姿勢など、教養を身につけるために、いろんな方法があることが分かりました。

頭のいい子、勉強ができる子が生まれるには、それなりの理由と環境があるのかもしれません。

本はこちら
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