『新富裕層の研究』の読書感想 – 新時代のお金持ちの特徴と傾向

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新富裕層の研究――日本経済を変える新たな仕組み (祥伝社新書)

小金持ちなら誰でも目指せる?

加谷珪一著『新富裕層の研究 日本経済を変える新たな仕組み』(祥伝社新書)の読書感想です。

この本について

近年登場した、新しいタイプの富裕層を分析した本。

彼らが金持ちになった理由、要因を社会、経済状況から分析。これからの時代に金持ちになるにはどうすればいいか、示唆に富んだヒントが満載です。

以下、本書の読書メモです。

新富裕層登場の背景(P46)

近年、個人レベルや小資本から仕事を始め、短期間で大きな富を得た新富裕層が登場している。

例)キュレーションサイトの創始者など

彼らが登場している背景には、ネットインフラの質的な変化がある。

今や、インターネットが普及し、誰もがスマホでネットにアクセスしている。それによって、インターネット市場が、ビジネス環境を大きく変化させた。

日本の全国民がネット環境にアクセスできる環境を手にしている現在、ネットの世界はそれ自体がビジネスの宝庫。

そこに何らかの価値を提供することができれば、個人であれ小資本であれ、大きな富を得ることができる。

超富裕層は実業家が多い(P95)

中規模の富裕層は不動産関係の人が多いが、「超」がつく富裕層は実業家が圧倒的に多い。

実業家が富を作りやすいのは、収益を生み出す仕組みと税金にある。事業の場合、ビジネスとしての仕組みを作り上げることができれば、どんな人を採用しても、一定以上の成果を得ることができる。

また、税金の面でも実業家に有利になっている。

稼いだお金を給与などのフローの形ではなく、株などのストックで稼ぐことができるので、税金の関係上、有利にお金を稼ぐことができる。

新時代の傾向(P168)

これからは、ネットを使って、すでにある資源がシェアされていく時代になる。

ビジネスも、クラウドシステムのように、シェアされていき、それによって、設備投資が大幅に減っていく。

チャンスは誰にでもある(P226)

ネットの発展によって、今や個人でも、チャンスをつかみ、お金を稼ぐことができるようになった。YouTuberはその代表的な例。

YouTubeに動画を投稿して稼ぐ彼らの収入は水物で不安定かもしれないが、ここで注目したいのは、彼らがどれくらい稼ぐのかではなく、彼らがほとんどお金をかけずにお金を稼げているということ。

ネットでお金を稼ぐのは初期投資がほとんど不要で、個人でもやる気さえあれば、今すぐできる。

ということは、個人の意欲次第で、お金を稼ぐチャンスがあるということ。

何か得意なことをコンテンツにして、それで人を惹きつけることができれば、名もない個人でもお金が稼げる。

おまけに、上手くいかなくても損失はゼロ、上手くいけば稼げる。これはすごいこと。

感想など

ネット環境の充実がどれだけ経済状況、個人のチャンスを広げているに驚く本。

まぁ確かに、ネットはすごいですね。

本書では、個人でキュレーションサイトを立ち上げ、それを大企業に売却して20億(だったかな)のお金を得た人の話が出てきますが、アイディア一つでお金が稼げるのはすごい。

仕事だって、クラウドソーシングとかで受注できるし、ブログとかしてれば、そこから「こういう記事を書いてください」という仕事が来たりします。

それに、YouTuberとかでも個人ですごく稼いでいる人も多いよう。

もちろん、普通の仕事とは違うので、いろいろ苦労もあるのかもしれませんが、それでも、ほとんど元手をかけずにビジネスができて、失敗してもダメージが0に近いというのはすごい。

普通、何かビジネスをやるなら、初期投資でとてもお金が必要ですし、店とかなら、毎月儲かっていようがそうでなかろうが、固定でお金が出ていきます。

そんなハードルを考えたら、ネットは確かにチャンスの山かも。

普段見ているネットにもしかしたらお金が隠れている、それに気がついた人が、チャンスをつかんでいく時代なのかもしれませんね。

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