『ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い』の読書感想 – ネット掲示板で暗躍する釣り師の実態

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2ch、発言小町、はてな、ヤフトピ ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い (アスキー新書)

その「イラッ」とする書き込み、もしかしたら釣りかも!?

Hagex著『2ch、発言小町、はてな、ヤフトピ ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い』(アスキー新書)の読書感想です。

この本について

2chや発言小町など、大手掲示板で出没する釣り師の実態について書かれた本。

釣り師とは、ネットで作り話を書き込んで注目を集める人々のこと。

釣り師の扱うテーマは、異性関係や年収、仕事など、賛否両論、人が劣等感やネガティブな感情を抱きがちなテーマ。

釣り師がどのような考えでエピソードを創作しているか、どのように人を釣ろうとしているかなど、釣り師の実態が楽しめる内容になっています。

以下、本書の読書メモです。

はじめに、釣り師とは(P20)

2chや発言小町などの掲示板でウソの話を書き込む人々。良くいえばクリエイター、悪く言えば嘘つき。

釣り師が好むテーマ(P37)

釣り師が書き込むテーマは、

1・恋愛系

2・オカルト(幽霊を見たなど)

3・家庭内トラブル

など、人々が好むテーマが中心。

人々が好むテーマ、話題にしやすいテーマで釣り文章を書き込み、人々の注目を集める。

釣り師が書き込む理由(P50)

釣り師が創作文章をネットに書き込む主な理由。

1・人から注目を集めるため。

2・いたずら、ストレス解消など。

3・自分の文章力、釣り師としての実力を試すため。

4・お金をもらって書き込むをする(大人の事情系)。

釣り師が好む「対立」の手法(P59)

釣り師の文章には、必ずAかBか、人々の対立を煽る要素がある

対立系の要素として、男女関係や親と子ども、学歴などのコンプレックス、公務員と会社員などがあり、立場の違いを刺激にして、煽る文章を盛り込むのが釣り師の特徴。

釣り師のデマを見抜くポイント(P178)

ネットはウソが多い。デマを見抜くためのリテラシーを磨くことが大切。デマを見抜くために、次のポイントに注意。

1・文章の不自然な点を探す。

2・フックを見つける(釣りポイント)。

3・話題になっているテーマがなぜ流行しているのかを考える。

4・情報の流れを追う。

5・画像の有無をチェックする。

6・多くの人がシェア、tweetしているものはまず疑う。

感想など

「へぇ、小町や2chの釣り師はこんな特徴があるのか」と笑いながら読了。

独身や結婚、年収など、読者の劣等感、ネガティブな感情を刺激して人々の注目を浴びる。釣り師とは炎上させる文章を書くある種のプロフェッショナルで、文章でお金を稼いでいる私には、非常に勉強になりました。

この本を読むと、ポジティブにしろネガティブにしろ、人の注目を集める文章にはフックがあって、釣る仕組みを意図的に考えている人は、そのフックにどれだけ人が食いつくか、上手く計算して文章を書いていることが分かります。

この意味で、釣り師は非常に頭が良く、「釣り師の文章の書き方、人の注目の集め方は、ウェブマーケティングの勉強にもなるかも」と思いました。

読者を意図的に不快にさせることで書き込みさせて、炎上させる手法は賛否両論があるのかもしれませんが、釣り師のスキルの正しい使い道もあるはず!

・どんな文章を書けば人の心に引っかかるのか?

・どういうテーマなら人々の関心を集めることができるのか?

など、勉強させてもらいたいと思いました。

本はこちら

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